島で受験するということ。
はじめまして。この度、予備校 Ishin奄美校でお世話になることになりました。
久保田 一誠 と申します。
地元が奄美大島の名瀬で、予備校へも高校時代に通っていました。受験期を経てからは、関東の専修大学へ進学し就職活動を行い、来年からゲーム会社へ勤めることになりました。趣味はアウトドア系全般好きです。座右の銘は「生きているだけでまる儲け」ですこれからよろしくお願いします。
ざっと、自分の自己紹介はこれくらいにして、今日は自分が実際に島で受験して思ったことについて話していきたいと思います。
まず、僕が受験勉強をはじめたのが、高校三年生の5月。部活動がひと段落して、そろそろ将来の事について真剣に考えなければという時期でした。西暦でいうと2016年。そう、こち亀が40年の連載の歴史に幕を閉じたあの年です。(笑)
当時、奄美で代ゼミサテライン予備校が開校するという情報を風の便りで知った僕は「これだ!」と確信して、すぐに入校することを決めました。具体的に将来の夢や目標が定まっておらず、取り敢えず大学進学というざっくりしたビジョンを持っていた僕には、日々の勉強あるのみでした。
そんな中見つけた、予備校の情報。痺れましたね。(笑) それから、僕の大学進学にむけた受験勉強がスタートすることになりました。まず僕が、受験勉強をスタートして思ったことは、スタートの遅さです。僕自身、高校三年から受験勉強をはじめ、ちょうど良い時期に取り掛かること出来たと思っていました。
しかし、入校してみて膨大な学習量を目のあたりにした僕は絶望感を抱いたのを覚えています。
ではなぜ、このようなことに陥ったのか、それは受験に対する認識の甘さです。島の生徒たちは受験は短期決戦だと思っている子は多く、部活動や体育祭などに力を入れすぎ症候群に陥ることが多いです。それは決して悪い事ではなくて、なにが問題かというと受験に対するする認識を誤っていることです。
早くから、受験勉強をスタートさせることによって、ぐっと合格への道のりは近づきます。まずは、自分の将来のビジョンを見据えた考察力を島の高校生達で共有するのも重要なことの一つなのかなと考える次第であります。
そして、絶望からスタートした僕の受験期は長い道のりでした。学校が終わってからは予備校へ行き勉強。休日は10時間の勉強。気が狂うような毎日でしたが、スタッフや予備校生達に支えられて毎日を乗り越えることが出来たと思います。結果、大学へも合格し大学時代は楽しい日々を過ごしました。
教育環境が不整備だと、しばしば言われる奄美ですが、着々と教育機関は進化しているとおもっています。大自然のなかでのびのびと育つ島の子のポテンシャルははかりきれないものがあると思うので、受験生には島での受験に悲観することなく楽しくストイックに受験期を乗り越えて欲しいなぁと思います。
最後に、島での受験はもしかしたら、都市部での受験にくらべて足りないところが多いかもしれないです。しかし、基本は自分次第!勉強はやったもん勝ちです。これからの予備校の生徒達の日々見届けたいとおもいます。