ちょっと昔の話ですが・・・
みなさん、初めまして。
今日は30年ちょっと前の僕の体験をお話したいと思います。

僕は大島高校を卒業後、香川大学法学部に進みました。
大学を選んだ基準はただ単純に当時、鹿児島弁が嫌いだったからです。
シマで鹿児島弁を話す人は主に学校の先生と警察官。
中学生・高校生の、いわゆる思春期の男の子にとってあまり歓迎すべき存在ではありません。
それに立場上と言うか、場面的に言うか、この方々がその時使う鹿児島弁は“上から目線”です。
そりゃ当然ですが…(まァそんな状況を招いた僕が悪いっちゃ悪いんですけどネ)。
鹿児島弁はキライでした。
僕は共通一次(当時)で想定していた点数が取れず、鹿児島大学レベルでした。
進路指導の先生に「どうするんだ?」と尋ねられた僕の答えは「鹿児島大学以外だったらどこでもよい」と投げやりなものでした。
そこで先生に勧められたのが当時法学部ができて3年目の香川大学だったのです。
麺食いでもある僕は咄嗟に思いました。
「香川といえば確か讃岐うどんがあったよな」と。
そして“博多ラーメンを食いそびれた代わりに、讃岐うどんでも食うか”と考え、即答しました。
「行きます」
そういう不純な気持ちで香川大学を受験したのです。
大学に入学すると第二外国語によるクラス分けがありました。
クラスでのオリエンテーション後、廊下で煙草を吸う一団(つまり浪人生の群れ)に交じり話したのはまず出身県、そしてなぜこの大学を選んだか、ということです。
その後も他のクラスメイトとも話して感じたのは、この大学は地元出身者を除くと、ほとんどが「共通一次失敗組」(少なくとも僕がリサーチした限りではそうでした)だということです。
僕と同じような連中ばかりで驚きました。
浪人生の場合、多かったのが「これ以上は浪人できないから、仕方なく」でした。僕の周りはこんな奴らばかりでした。
しかしもっと驚いたのは高校時代の話になったときです。
失敗組だけあって彼らはほとんどが各地の進学校の出身です。
鹿児島で言えば鶴丸・甲南です。
当然、学年上位は東京大学・京都大学をはじめとしたいわゆる難関大学に進みます。
そんな彼ら・彼女らに合わすかのように学校のカリキュラムも難関大学受験を前提としたものだというのです。
曰く、「3年次は授業ではなく受験対策だった」「ウチの高校はもう少し早かった」などなど。
喧しい限りです。
そんな話を聞きながら思ったのが「シマの連中はこいつらと同じ土俵では戦えない」でした。
中学・高校と遊び呆け、受験勉強どころかまともに普段の勉強すらしていない。
そんなシマの高校生が、大学受験では、学校でも受験対策をバッチリ教えられた高校生と勝負するのです。
勝てません。
大学進学を目指す人は、やりたい職業を見つけそれを目指している場合や大学をモラトリアム期間だと考えている場合、その両方がいるでしょう。
いずれにしろ、戦う相手はこんな連中です。
性根を据えて勉強しないと希望は叶いませんし、モラトリアムを得る前に乗り越えられないかも知れない試練を味わいます。
まず、現在の自分の生活を見つめ直してみることから始めてみませんか?
(後日譚とうどんの話はまた改めて)
今日は30年ちょっと前の僕の体験をお話したいと思います。

僕は大島高校を卒業後、香川大学法学部に進みました。
大学を選んだ基準はただ単純に当時、鹿児島弁が嫌いだったからです。
シマで鹿児島弁を話す人は主に学校の先生と警察官。
中学生・高校生の、いわゆる思春期の男の子にとってあまり歓迎すべき存在ではありません。
それに立場上と言うか、場面的に言うか、この方々がその時使う鹿児島弁は“上から目線”です。
そりゃ当然ですが…(まァそんな状況を招いた僕が悪いっちゃ悪いんですけどネ)。
鹿児島弁はキライでした。
僕は共通一次(当時)で想定していた点数が取れず、鹿児島大学レベルでした。
進路指導の先生に「どうするんだ?」と尋ねられた僕の答えは「鹿児島大学以外だったらどこでもよい」と投げやりなものでした。
そこで先生に勧められたのが当時法学部ができて3年目の香川大学だったのです。
麺食いでもある僕は咄嗟に思いました。
「香川といえば確か讃岐うどんがあったよな」と。
そして“博多ラーメンを食いそびれた代わりに、讃岐うどんでも食うか”と考え、即答しました。
「行きます」
そういう不純な気持ちで香川大学を受験したのです。
大学に入学すると第二外国語によるクラス分けがありました。
クラスでのオリエンテーション後、廊下で煙草を吸う一団(つまり浪人生の群れ)に交じり話したのはまず出身県、そしてなぜこの大学を選んだか、ということです。
その後も他のクラスメイトとも話して感じたのは、この大学は地元出身者を除くと、ほとんどが「共通一次失敗組」(少なくとも僕がリサーチした限りではそうでした)だということです。
僕と同じような連中ばかりで驚きました。
浪人生の場合、多かったのが「これ以上は浪人できないから、仕方なく」でした。僕の周りはこんな奴らばかりでした。
しかしもっと驚いたのは高校時代の話になったときです。
失敗組だけあって彼らはほとんどが各地の進学校の出身です。
鹿児島で言えば鶴丸・甲南です。
当然、学年上位は東京大学・京都大学をはじめとしたいわゆる難関大学に進みます。
そんな彼ら・彼女らに合わすかのように学校のカリキュラムも難関大学受験を前提としたものだというのです。
曰く、「3年次は授業ではなく受験対策だった」「ウチの高校はもう少し早かった」などなど。
喧しい限りです。
そんな話を聞きながら思ったのが「シマの連中はこいつらと同じ土俵では戦えない」でした。
中学・高校と遊び呆け、受験勉強どころかまともに普段の勉強すらしていない。
そんなシマの高校生が、大学受験では、学校でも受験対策をバッチリ教えられた高校生と勝負するのです。
勝てません。
大学進学を目指す人は、やりたい職業を見つけそれを目指している場合や大学をモラトリアム期間だと考えている場合、その両方がいるでしょう。
いずれにしろ、戦う相手はこんな連中です。
性根を据えて勉強しないと希望は叶いませんし、モラトリアムを得る前に乗り越えられないかも知れない試練を味わいます。
まず、現在の自分の生活を見つめ直してみることから始めてみませんか?
(後日譚とうどんの話はまた改めて)