大学進学後の年収を考えると…
今日は、高校生の子供を持つお父さんお母さんが特に気になっている大学のお金の話をします。
『大学の特色について』
大学には、大きく分けて国公立大学、私立大学、専門学校があります。
それぞれの特色はご存知でしょうか。
①国公立大学
国や県、市によって運営される大学です。
試験科目は5教科7科目、必ずセンター試験を受けなければいけません。
試験日は全国で統一されていますので、前期後期の二回、受験のチャンスがあります。
②私立大学
国公立とは異なり、学校法人か株式会社により運営される大学です。
試験科目は大学によって様々ですが、一般的には3科目で受験が可能です。
試験日もバラバラですし、ひとつの大学で複数の受験方式があります。
なので、何度でも受験できるのが私立大学の特徴です。
③短期大学校
通常の大学が4年で卒業するのに対し、2年で卒業するのが短期大学です。
最近では、短大から4年生大学に編入するコースも増えています。
試験方式は様々で、1教科や2教科だけで受験できるところもあります。
④専門学校
看護師、美容師、調理師など専門的な技術を学ぶための学校です。
多くの専門学校は2年制ですが、大学と比べて専門的に学ぶことが多く忙しいです。
書類選考、筆記試験、面接で合否が決まるところが多いです。
『それぞれの学費・受験料について』
では次に、それぞれの学校の学費・受験料についてご説明します。
もちろん、受験する大学や学科によって大きく異なります。
ここでは平均的な目安をご紹介します。
(記事の作成にあたり、下記サイトを参照しました)
大学・短大の進学費用(さんぽう進学ネット)
http://www.sanpou-s.net/support/scholarship/
大学と短期大学・専門学校の学費の違い(Career Garden)
http://careergarden.jp/column/university-cost-comparison/
入学から卒業までにかかるお金(2)学費編(Benesse マナビジョン)
https://manabi.benesse.ne.jp/parent/okane/02/page2.html
①国公立大学
国や地方公共機関が運営する大学なので、学費は最も安くなります。
4年制の国公立大学の場合、4年間で約250万円必要になります。
学部や大学によって、施設費、実習費、諸会費を徴収されることもあります。
1年間で約60万なので、月に5万円の計算になります。
受験料は1校につき平均17,000円になります。
②私立大学
私立大学は、専門的な研究を行う理系学部の方が設備費などの関係で学費が高くなります。
4年間の学費は、私立文系で360万、私立理系だと500万近くかかってきます。
ちなみに、医療系の私立だと4年間で2000万円以上かかることもあります。
たとえば4年間の費用が430万の私立大学の場合、月に9万円近く必要になる計算になります。
受験料は1回の試験につき、35,000円かかります。
③短期大学校
2年間で約200万円必要になります。
つまり1年間で100万円、月に9万円の計算になります。
私立は短大といえど、1ヶ月平均の金額は私立4年制大学と変わりません。
受験料は25,000〜30,000円必要です。
④専門学校
専門学校は、学ぶ分野によって、また学校によって授業料が大きく異なります。
たとえば同じ医療系でも、看護系で年間学費約80万円の学校もあれば、120万円の学校もあります。
専門的な設備が求められる分野を学ぶ学校では170万近くかかったりすることも。
受験料は10,000円〜30,000円で受験が可能です。
専門学校については、こちらの記事をご参照ください。
専門学校の場合、受験料・学費はどうなる?(マイナビ進学)
https://shingaku.mynavi.jp/cnt/etc/column/step5/vocational_school/
『高いお金を出して大学に行かせる価値はあるか』
確かなことを申し上げるのは大変難しいです。
ただ今の時代、高い学費に見合う価値を得られる大学の数は少ないと思います。
断っておきますが、全ての大学に行く価値がないというわけではありません。
ただ、少子化が進み大学全入時代に入った今、受験料を払えば誰でも合格できるような大学が存在するようになりました。
こちらのサイトに大学別の卒業生の平均年収が載っています。
全ての大学が載っているわけではありませんが、興味のある方は大学ごとの年収を見比べてみてください。
特に30代40代の平均年収を見ると、大きく差がつくのがわかるかと思います。
全300校出身大学別年収データ(キャリアコンパス)
https://doda.jp/careercompass/hitome/daigaku.html
「浪人はしたくないから、とりあえず今年行ける大学に行く。」
それもひとつの選択肢だとは思いますが、それは本当に高いお金を出してまでする選択でしょうか。
『誰でも大学に行ける時代に必要なこと』
時代は変わりました。
昔と違い、今は子供の数が減り、定員割れの大学も増えています。
選ばなければ大学は行けてしまう時代です。
昔は大学に行っている人は世の中の一部の人だけでした。
なので、大学を卒業している人はそれだけで価値がありました。
今は大学に行くだけでは価値にならないのです。
たとえば給料の額は、何によって決まるのでしょうか。
卒業した大学?
入った会社?
持っている資格?
勤務時間?
わたしは、その人の価値によって決まると考えています。
他の人ができないことができるなら、その人には価値があるので給料が上がります。
他の人がしていない経験があれば、それも貴重な価値になります。
ただし、誰でも大学に入れる時代で、誰でも入れる大学に行っただけでは価値にはなりません。
大学にいくことで価値をつくるなら、受験で一定以上の競争を勝ち抜く必要があります。
もちろんそれには労力も時間もお金もかかります。
しかし、教育というのは元々未来への投資です。
どういう選択をすれば、投資しただけの価値が返ってくるのか。
「浪人させるくらいなら今の学力で入れるところへ」と、誰でも入れる大学に行かせますか。
それとも、きちんと準備に投資して、将来のアドバンテージが取れる大学に行かせますか。
わたしたちは、未来に投資したい方々の応援をしたいと思います。
『大学の特色について』
大学には、大きく分けて国公立大学、私立大学、専門学校があります。
それぞれの特色はご存知でしょうか。
①国公立大学
国や県、市によって運営される大学です。
試験科目は5教科7科目、必ずセンター試験を受けなければいけません。
試験日は全国で統一されていますので、前期後期の二回、受験のチャンスがあります。
②私立大学
国公立とは異なり、学校法人か株式会社により運営される大学です。
試験科目は大学によって様々ですが、一般的には3科目で受験が可能です。
試験日もバラバラですし、ひとつの大学で複数の受験方式があります。
なので、何度でも受験できるのが私立大学の特徴です。
③短期大学校
通常の大学が4年で卒業するのに対し、2年で卒業するのが短期大学です。
最近では、短大から4年生大学に編入するコースも増えています。
試験方式は様々で、1教科や2教科だけで受験できるところもあります。
④専門学校
看護師、美容師、調理師など専門的な技術を学ぶための学校です。
多くの専門学校は2年制ですが、大学と比べて専門的に学ぶことが多く忙しいです。
書類選考、筆記試験、面接で合否が決まるところが多いです。
『それぞれの学費・受験料について』
では次に、それぞれの学校の学費・受験料についてご説明します。
もちろん、受験する大学や学科によって大きく異なります。
ここでは平均的な目安をご紹介します。
(記事の作成にあたり、下記サイトを参照しました)
大学・短大の進学費用(さんぽう進学ネット)
http://www.sanpou-s.net/support/scholarship/
大学と短期大学・専門学校の学費の違い(Career Garden)
http://careergarden.jp/column/university-cost-comparison/
入学から卒業までにかかるお金(2)学費編(Benesse マナビジョン)
https://manabi.benesse.ne.jp/parent/okane/02/page2.html
①国公立大学
国や地方公共機関が運営する大学なので、学費は最も安くなります。
4年制の国公立大学の場合、4年間で約250万円必要になります。
学部や大学によって、施設費、実習費、諸会費を徴収されることもあります。
1年間で約60万なので、月に5万円の計算になります。
受験料は1校につき平均17,000円になります。
②私立大学
私立大学は、専門的な研究を行う理系学部の方が設備費などの関係で学費が高くなります。
4年間の学費は、私立文系で360万、私立理系だと500万近くかかってきます。
ちなみに、医療系の私立だと4年間で2000万円以上かかることもあります。
たとえば4年間の費用が430万の私立大学の場合、月に9万円近く必要になる計算になります。
受験料は1回の試験につき、35,000円かかります。
③短期大学校
2年間で約200万円必要になります。
つまり1年間で100万円、月に9万円の計算になります。
私立は短大といえど、1ヶ月平均の金額は私立4年制大学と変わりません。
受験料は25,000〜30,000円必要です。
④専門学校
専門学校は、学ぶ分野によって、また学校によって授業料が大きく異なります。
たとえば同じ医療系でも、看護系で年間学費約80万円の学校もあれば、120万円の学校もあります。
専門的な設備が求められる分野を学ぶ学校では170万近くかかったりすることも。
受験料は10,000円〜30,000円で受験が可能です。
専門学校については、こちらの記事をご参照ください。
専門学校の場合、受験料・学費はどうなる?(マイナビ進学)
https://shingaku.mynavi.jp/cnt/etc/column/step5/vocational_school/
『高いお金を出して大学に行かせる価値はあるか』
確かなことを申し上げるのは大変難しいです。
ただ今の時代、高い学費に見合う価値を得られる大学の数は少ないと思います。
断っておきますが、全ての大学に行く価値がないというわけではありません。
ただ、少子化が進み大学全入時代に入った今、受験料を払えば誰でも合格できるような大学が存在するようになりました。
こちらのサイトに大学別の卒業生の平均年収が載っています。
全ての大学が載っているわけではありませんが、興味のある方は大学ごとの年収を見比べてみてください。
特に30代40代の平均年収を見ると、大きく差がつくのがわかるかと思います。
全300校出身大学別年収データ(キャリアコンパス)
https://doda.jp/careercompass/hitome/daigaku.html
「浪人はしたくないから、とりあえず今年行ける大学に行く。」
それもひとつの選択肢だとは思いますが、それは本当に高いお金を出してまでする選択でしょうか。
『誰でも大学に行ける時代に必要なこと』
時代は変わりました。
昔と違い、今は子供の数が減り、定員割れの大学も増えています。
選ばなければ大学は行けてしまう時代です。
昔は大学に行っている人は世の中の一部の人だけでした。
なので、大学を卒業している人はそれだけで価値がありました。
今は大学に行くだけでは価値にならないのです。
たとえば給料の額は、何によって決まるのでしょうか。
卒業した大学?
入った会社?
持っている資格?
勤務時間?
わたしは、その人の価値によって決まると考えています。
他の人ができないことができるなら、その人には価値があるので給料が上がります。
他の人がしていない経験があれば、それも貴重な価値になります。
ただし、誰でも大学に入れる時代で、誰でも入れる大学に行っただけでは価値にはなりません。
大学にいくことで価値をつくるなら、受験で一定以上の競争を勝ち抜く必要があります。
もちろんそれには労力も時間もお金もかかります。
しかし、教育というのは元々未来への投資です。
どういう選択をすれば、投資しただけの価値が返ってくるのか。
「浪人させるくらいなら今の学力で入れるところへ」と、誰でも入れる大学に行かせますか。
それとも、きちんと準備に投資して、将来のアドバンテージが取れる大学に行かせますか。
わたしたちは、未来に投資したい方々の応援をしたいと思います。