読書のすゝめ

ロシア語通訳でエッセイストでもあった米原万理さん(1950~2006年)がかつて、興味深いことを書いておられた。米原さんは父上の仕事の都合で少女時代の一時期をチェコ=スロバキア(当時)で過ごした。日本人はいわゆる名作古典といわれる作品のタイトルと著者は知っていても、実際には通読したことがないのに対して、チェコ=スロバキアの子供たちは作品を自分で読んでいることに驚いたという。
受験に必要な知識は本来、将来得るべき教養の入り口、水先案内人であるはずだ。それがあるから大人になったときに新しい情報を得ると、過去に蓄積した知識と照らし合わせて分析・判断できる。そうやって知性に磨きを掛け知識をさらに拡大する。また適切な判断力は仕事をする上で欠かせない素養でもある。しかし教養としてみた場合、書名と作者名をただ暗記するだけの勉強法と、実際に書物を読むのとどちらの方が有益だろうか、と米原さんは疑問を投げかけていた。
受験生は膨大な量の知識を記憶しなければならない。必然的に勉強としてみると分厚い書物を何冊も読破できる時間的余裕はないだろう。しかしいつか時間ができたら、こうした名作をじっくりと読み込んでみるのもオススメです。
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