知識の地図、作りましょう

今日、予備校に保管してある教材を整理していました。
過去の卒業生たちが置いていった教材を見て、気づいたことがあります。
望んだ結果を出している学生たちは、教材を使い込んでいるな、と。
冊子モノの教材とかだと、何度も読み返しているうちにページに開き癖がついてきますよね。

そしてよく開くページを見てみると書き込みがしてあったり。
参考書の中には書かれていないけど、
自分が過去問を解いたり、授業で聞きかじって調べたりしたことを、メモっているんです。
(※もちろん、回答を書き込む箇所は何度でも復習できる様白紙状態)
この姿になってからが勉強って面白くなってくるんじゃないかな、と思います。
たとえば過去問を解いていて、
「あ、これどこかで見たことがある!」
となるのではなく、
「あの参考書のあのページに書いてあった知識だ!」となって欲しいのです。
そうすると再度参考書を見る気持ちも高まりますし、
参考書に知識を付け加えていく作業も面白くなっていくはず。
いわゆる「My参考書」の出来上がりですね。
記憶って、思い出すためのきっかけが多ければ多いほど強化されていく、と言われています。
たとえば「大隈重信」という人物を「8代目の総理大臣」として覚えるだけでなく、
・その後17代目の総理大臣にもなっているとか
・早稲田大学の前身となる東京専門学校をつくっただとか
・家に若手政治家たちが集まったので「築地梁山泊」と呼ばれただとか
・「あるんであるんである」という言い回しを好んで使っただとか
思い出すきっかけとなる知識をたくさん仕込んでいくと、知識に地図ができてくる。
という理屈で、参考書に書き込みをし出すと、その箇所を思い出しやすくなる。
ただやみくもに新しい知識の森の中を迷うのではなく、
少しずつ自分の歩きやすい森へと作り変えていきましょうね、というお話でした。
そろそろ新学期!
みなさん目標立ててがんばってくださいね。
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