とはいえ、ぶっちゃけると良い大学って?
私たちも予備校として生徒達の大学進学を支援する中で、
ある程度学歴に偏った指導をしている自覚があります。

ただし、奄美大島という日本全体からみれば特殊な環境に育った若者にとって、
日本の他の地域と同じように難関大学を目指すことだけが正解ではない。
逆に、奄美の環境は難関大学を目指すためにはあまり有利ではありません。
もちろん、だからこそ人一倍努力してそのデメリットを超えなければいけない、
という考え方もありますし、我々も普段はその想いを元に指導しています。
ただ、たまに、この土地にしかないリソースを活かす進学プラン、
またその後のキャリアが描けないものか、と考えます。
例えば「地域創生」などをテーマにした大学の学部も次々生まれてきています。
また「環境教育」や「サステナビリティ」も盛り上がってきている研究分野です。
良くも悪くも世界自然遺産登録や大型フェリー寄港など一連の動きにより、
自然や観光と日常の暮らしのバランスに目を向ける機会も生じてきました。
さてさて、これからの島の若者はどんな教育環境に身をおき、
どんなキャリアに向けた知識を身に付けて、何を研究するのが良いのでしょうか。
昨年度、大島高校で総合学習のお手伝いを少しさせて頂きました。
「島学部」という授業です。
島のリソースを活かして、島を舞台に活躍している大人を授業に招き、
生徒たちの前でその方の人生と仕事をお話していただくというもの。
その方のプチ仕事体験もできる限り用意していただきました。
こうした体験をもとに興味のある分野ができ、目指したい進路ができる。
そこに向けて学力を伸ばしていく、というステップが生まれればいいですよね。
個人的には理想の進路の作り方です。

少し話は飛ぶのですが、生まれもったバックグラウンドって大きな要素だな、と思います。
「自分にしかできない仕事」を考えるとバックグラウンドの影響が大きいからです。
中でも「ふるさと」という要素は大きいと感じます。
私の場合は幼い頃から転勤続きだったため、どこがふるさとなのか分かりません。
「出身はどちらですか?」という質問にもいつもうまく答えられません。
その状況と比較すると、奄美の子たちはバックグランドが明確に見えます。
(中にはそうではない方もいるのでしょうか?)
では、奄美の若者たちのバックグラウンド「ふるさと」の印象ってどうなんでしょう。
予備校の生徒には良く聞いています。「将来どうするの?」と。
全員ではないのですが、「いずれは島に戻って…」という話が返って来ることが多い。
もちろん、今後その将来像が変わることは大いに可能性のある話だと思います。
とはいえ、今少しでもそうした想いがあるのであれば、
その将来に適した学問や経験を重視して進路を選んでもいいですよね。
そのためにも、「島×仕事」という観点をもっともっと考えなければならない。
離島ならではの課題、観光地としての課題、地方としての課題など、
課題はたくさん見当たりますが、ではその課題を乗り越えるような
その地のリソースを活かした仕事のあり方や、
まだ今は存在しないけど将来的に望まれる様な仕事について考えなければ。
島の中だけではなくて「都会と島」や「海外と島」といったレベルでも考えていきたい。
将来の選択肢を増やすためにも今の生徒には学力を上げていって欲しいところですが、
それプラス、自分ならではの将来を考える時間も持てると良いですね。
結局良い大学って、自分が納得できる将来に繋がる1歩になるかどうかだと思います。
最近学力向上に偏っていた自分の指導への戒めも含めて、書いてみました。
というわけで(?)自分ならではの未来探し、一緒にすすめてまいりましょう。
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奄美市ランキング
ある程度学歴に偏った指導をしている自覚があります。

ただし、奄美大島という日本全体からみれば特殊な環境に育った若者にとって、
日本の他の地域と同じように難関大学を目指すことだけが正解ではない。
逆に、奄美の環境は難関大学を目指すためにはあまり有利ではありません。
もちろん、だからこそ人一倍努力してそのデメリットを超えなければいけない、
という考え方もありますし、我々も普段はその想いを元に指導しています。
ただ、たまに、この土地にしかないリソースを活かす進学プラン、
またその後のキャリアが描けないものか、と考えます。
例えば「地域創生」などをテーマにした大学の学部も次々生まれてきています。
また「環境教育」や「サステナビリティ」も盛り上がってきている研究分野です。
良くも悪くも世界自然遺産登録や大型フェリー寄港など一連の動きにより、
自然や観光と日常の暮らしのバランスに目を向ける機会も生じてきました。
さてさて、これからの島の若者はどんな教育環境に身をおき、
どんなキャリアに向けた知識を身に付けて、何を研究するのが良いのでしょうか。
昨年度、大島高校で総合学習のお手伝いを少しさせて頂きました。
「島学部」という授業です。
島のリソースを活かして、島を舞台に活躍している大人を授業に招き、
生徒たちの前でその方の人生と仕事をお話していただくというもの。
その方のプチ仕事体験もできる限り用意していただきました。
こうした体験をもとに興味のある分野ができ、目指したい進路ができる。
そこに向けて学力を伸ばしていく、というステップが生まれればいいですよね。
個人的には理想の進路の作り方です。

少し話は飛ぶのですが、生まれもったバックグラウンドって大きな要素だな、と思います。
「自分にしかできない仕事」を考えるとバックグラウンドの影響が大きいからです。
中でも「ふるさと」という要素は大きいと感じます。
私の場合は幼い頃から転勤続きだったため、どこがふるさとなのか分かりません。
「出身はどちらですか?」という質問にもいつもうまく答えられません。
その状況と比較すると、奄美の子たちはバックグランドが明確に見えます。
(中にはそうではない方もいるのでしょうか?)
では、奄美の若者たちのバックグラウンド「ふるさと」の印象ってどうなんでしょう。
予備校の生徒には良く聞いています。「将来どうするの?」と。
全員ではないのですが、「いずれは島に戻って…」という話が返って来ることが多い。
もちろん、今後その将来像が変わることは大いに可能性のある話だと思います。
とはいえ、今少しでもそうした想いがあるのであれば、
その将来に適した学問や経験を重視して進路を選んでもいいですよね。
そのためにも、「島×仕事」という観点をもっともっと考えなければならない。
離島ならではの課題、観光地としての課題、地方としての課題など、
課題はたくさん見当たりますが、ではその課題を乗り越えるような
その地のリソースを活かした仕事のあり方や、
まだ今は存在しないけど将来的に望まれる様な仕事について考えなければ。
島の中だけではなくて「都会と島」や「海外と島」といったレベルでも考えていきたい。
将来の選択肢を増やすためにも今の生徒には学力を上げていって欲しいところですが、
それプラス、自分ならではの将来を考える時間も持てると良いですね。
結局良い大学って、自分が納得できる将来に繋がる1歩になるかどうかだと思います。
最近学力向上に偏っていた自分の指導への戒めも含めて、書いてみました。
というわけで(?)自分ならではの未来探し、一緒にすすめてまいりましょう。
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