代ゼミサテライン予備校Ishin奄美校

大阪にいた頃、会社を6つ持つ、年収ウン億円の経営者さんに何度かお会いしていたことがあります。

そんなに成功しているなんて、どんなに優秀な人なんだろう！？と、当時私は興味津々。
経営のことから馬鹿なことまでたくさん質問して、たくさん勉強させてもらっていました。

ある日その方に、1番気になっていたことを質問しました。

「6つも会社を持っていたら仕事量は想像できないほど膨大なはず。
どうやったらそんなにこなせるんですか？」

「脳が苦手な作業はパソコンやスマホに任せて、脳が得意な作業だけをしているからだよ」

その方が言うには、脳は記憶をするためにあるのではなく、考えるためにあるというんです。



受験に絶対に必要なもの。
それは基礎知識です。
具体的には、英単語や古典単語、公式といったもの。

受験勉強を始めている人なら気付いてきた人もいるのではないでしょうか。
そう、覚える量がめちゃくちゃ多いのです。

覚えても覚えてもまだ覚えることがある。
これに気が付いているあなたは勉強が少しずつでも着々と進んでいる証拠です。
まずは、えらい！おめでとう！
そして次に、どうやって膨大な量の暗記を受験当日までにたくわえキープするかを考えなければいけません。

人は忘れることで生きていけるという名言の通り、脳が苦手とする作業、記憶・暗記。
ただ受験ではたくさんの情報を暗記することを求められているのも事実。
では、どうするか？

何度も何度も繰り返して脳に覚えこませるしかないのです。
これが、一番の近道です。

予備校の生徒でも、「覚えました！」と言ってきてくれる人がたくさんいるのですが、
それ、明日も覚えてる？
1週間後もそらで言える？
1ヵ月後も、受験当日まで完璧に覚えたままでいられますか？

2回や3回、目で見て覚えただけでは1週間しか覚えていられません。
10回でも30回でも、口に出して読んで、手で書いて、毎朝見て、やっと1ヶ月、2カ月ともつ記憶になります。

今までに覚えた英単語が長文で出てきて、「あ...見たことあるけど何だっけ…」と思ったことがある人は暗記回数が十分か見直してみましょう。

6つも会社を持つ優秀な人でさえ暗記は苦手です。
脳を信用せず、根気よく何度も覚えるきっかけを作ってあげましょう。

その単語1つで合否が決まるとしたら？
その古文単語、2つ目や3つ目の意味が問われない確証はどこにありますか？

暗記は広範囲に、確実に。
学習時の用心深さが合否の分かれ目です。

あなたのライバルは今日も死に物狂いで勉強しています。
後悔しない1年を作っていきましょう！