英語の点数を上げるために必要な力
こんにちは。
Ishin奄美校スタッフの田中です。
今日は、英語の点数が伸び悩んでいる人へのアドバイスです。
英語の点数を上げるには、何が必要なのでしょうか。
それぞれの大学によって出題形式は違います。
特に私立の大学は選択肢の問題もあるので、一概には言えませんが、国公立大学ではほぼ全ての大学で長文問題が課されます。
つまり、長文問題が解けなければ英語の点数は上がりません。
なぜ、ほとんどの国公立大学が長文問題を課すのか。
それは、長文問題が最も総合的に英語の力を判断できるからです。
英語の長文問題を解くには、次の5つの力が必要になります。
①単語力
②文法力
③精読力
④速読力
⑤読解力
①の単語力は、単語帳をまず1冊完璧にすることから始まります。
センター試験は単語力が養えれば120点は取れるといわれています。
逆に、120点に達していない人は早急に単語力の強化をおすすめします。
次に②の文法力です。
これはForestやNextStageで問題演習が可能です。
助動詞、不定詞、仮定法など英語の文章のルールを知っておかなければ文章を読むことはできません。
これも、文法書を1冊読んで演習しておく必要があります。
そして③の精読力。
今回特にお伝えしたいのがこの部分です。
というのも、英語の文章がきちんと読めない人の多くは、この精読力を疎かにしているからなのです。
精読力というのは、主語、述語を把握しながら読む力です。
関係代名詞はどこにかかっているのか、andやorが出てきたら何と何を繋いでいるのか。
そういうことに意識を向けて英語を読めていますか?
たとえば、
Doctors say the most effective way to prevent the spread of disease is for people to wash their hands with soap and water.
という文章を訳せ、と聞かれたらどう訳しますか。
正解は、
医者たちは、病気が広がるのを防ぐ最も効果的な方法は人々が手を石鹸と水で洗うことであると言う。
です。
これをもし、
医者は、病気が人に広がるのを防ぐためには、石鹸と水で手を洗うことが最も効果的であると言った。
と訳してしまうと減点になる可能性があります。
確かに意味は同じです。
ですが、この文章の主語はあくまで『効果的な方法』です。
『効果的な方法は』と始めなければ文章の訳として成り立ちません。
peopleの前には『for』があります。
このforは、あとのtoと合わせて主語、述語の関係が隠れています。
ですが、誤った訳ではspreadの目的語は人であるかのように訳しています。
この文章では、wayが主語の第3文型です。
つまり、基本的な形は『方法は、〜である』となります。
〜に当たるのが、to washの部分。不定詞の名詞的用法です。
ここを訳すと、『方法は、手を洗うことです。』となります。
そしてto washの意味上の主語はfor peopleなので、『人が手を洗うこと』と訳します。
また、sayは現在形なので『言う』と訳しますが、間違えた回答では『言った』と過去形にしてしまっています。
これも減点の対象です。
説明したことを理解できていますか??
もし何を言ってるか分からないのであれば、精読力がまだ足りないかもしれません。
覚えておいてほしいのは、こういったひとつひとつの助詞にまで注意を払って訳をするのが精読だということです。
なんとなく意味は合っているからオッケーとしてしまっては、試験で大幅に減点されてしまいます。
問題を解いたなら、その問題のポイントが分かっている先生などに聞いて採点してもらうのが良いです。
④の速読力は、同じ文章を何度も読んでおくことで早くなります。
そして⑤の読解力は国語にも関連します。現代文の読解力がついてくれば自然と身についてきます。
まず大事なのは、③の精読力です。
おすすめの問題集は、基礎英文読解の技術です。
超入門、入門、基礎、普通とレベルがありますが、入門と基礎を完璧にできればセンター試験に通用します。
単語読みをしないこと。
これを意識して、英語の対策をしてくださいね!
-----------------------------------
LINE@はじめました!
受験や勉強に関する質問を受け付けています。
twitterもやってます、見てね!
奄美市ランキング
Ishin奄美校スタッフの田中です。
今日は、英語の点数が伸び悩んでいる人へのアドバイスです。
英語の点数を上げるには、何が必要なのでしょうか。
それぞれの大学によって出題形式は違います。
特に私立の大学は選択肢の問題もあるので、一概には言えませんが、国公立大学ではほぼ全ての大学で長文問題が課されます。
つまり、長文問題が解けなければ英語の点数は上がりません。
なぜ、ほとんどの国公立大学が長文問題を課すのか。
それは、長文問題が最も総合的に英語の力を判断できるからです。
英語の長文問題を解くには、次の5つの力が必要になります。
①単語力
②文法力
③精読力
④速読力
⑤読解力
①の単語力は、単語帳をまず1冊完璧にすることから始まります。
センター試験は単語力が養えれば120点は取れるといわれています。
逆に、120点に達していない人は早急に単語力の強化をおすすめします。
次に②の文法力です。
これはForestやNextStageで問題演習が可能です。
助動詞、不定詞、仮定法など英語の文章のルールを知っておかなければ文章を読むことはできません。
これも、文法書を1冊読んで演習しておく必要があります。
そして③の精読力。
今回特にお伝えしたいのがこの部分です。
というのも、英語の文章がきちんと読めない人の多くは、この精読力を疎かにしているからなのです。
精読力というのは、主語、述語を把握しながら読む力です。
関係代名詞はどこにかかっているのか、andやorが出てきたら何と何を繋いでいるのか。
そういうことに意識を向けて英語を読めていますか?
たとえば、
Doctors say the most effective way to prevent the spread of disease is for people to wash their hands with soap and water.
という文章を訳せ、と聞かれたらどう訳しますか。
正解は、
医者たちは、病気が広がるのを防ぐ最も効果的な方法は人々が手を石鹸と水で洗うことであると言う。
です。
これをもし、
医者は、病気が人に広がるのを防ぐためには、石鹸と水で手を洗うことが最も効果的であると言った。
と訳してしまうと減点になる可能性があります。
確かに意味は同じです。
ですが、この文章の主語はあくまで『効果的な方法』です。
『効果的な方法は』と始めなければ文章の訳として成り立ちません。
peopleの前には『for』があります。
このforは、あとのtoと合わせて主語、述語の関係が隠れています。
ですが、誤った訳ではspreadの目的語は人であるかのように訳しています。
この文章では、wayが主語の第3文型です。
つまり、基本的な形は『方法は、〜である』となります。
〜に当たるのが、to washの部分。不定詞の名詞的用法です。
ここを訳すと、『方法は、手を洗うことです。』となります。
そしてto washの意味上の主語はfor peopleなので、『人が手を洗うこと』と訳します。
また、sayは現在形なので『言う』と訳しますが、間違えた回答では『言った』と過去形にしてしまっています。
これも減点の対象です。
説明したことを理解できていますか??
もし何を言ってるか分からないのであれば、精読力がまだ足りないかもしれません。
覚えておいてほしいのは、こういったひとつひとつの助詞にまで注意を払って訳をするのが精読だということです。
なんとなく意味は合っているからオッケーとしてしまっては、試験で大幅に減点されてしまいます。
問題を解いたなら、その問題のポイントが分かっている先生などに聞いて採点してもらうのが良いです。
④の速読力は、同じ文章を何度も読んでおくことで早くなります。
そして⑤の読解力は国語にも関連します。現代文の読解力がついてくれば自然と身についてきます。
まず大事なのは、③の精読力です。
おすすめの問題集は、基礎英文読解の技術です。
超入門、入門、基礎、普通とレベルがありますが、入門と基礎を完璧にできればセンター試験に通用します。
単語読みをしないこと。
これを意識して、英語の対策をしてくださいね!
-----------------------------------
LINE@はじめました!
受験や勉強に関する質問を受け付けています。
twitterもやってます、見てね!
奄美市ランキング