センター試験の国語のコツ
こんにちは。
Ishin奄美校スタッフの田中です。
今日は、センター試験の国語の解き方のコツをお伝えします。
特に、評論の問題文の読み方についてです。
2015年のセンター試験本試験、大問①の問4を例に考えてみます。
問題文が気になる人は、センター試験の過去問を読んでみてください。
まず、問題文では、「それはどういうことか」と聞かれています。
どういうことか、と聞かれているので、傍線部を説明している文章、つまり傍線部を言い換えている選択肢を選べば良いのです。
ちなみに、傍線部がある文章にはこう書かれています。
文章に「これ」と指示語があるので、何を指しているかはしっかり見る必要があります。
直前の文章にはこう書かれていました。
つまり、「これ」とは「「歴史」全体を「塊」のように捉える、いわばホーリスティックな考え方がメインになってきた」ことですね。
このことを踏まえると、傍線部のある文章は、
「歴史」全体を「塊」のように捉える、いわばホーリスティックな考え方がメインになってきたことは、ある意味では「歴史」の崩壊でもあります。
と読むことができます。
さて、選択肢を見てみましょう。
選択肢は全て同じ作りになっているのは分かりますか。
どの選択肢を見ても「インターネットによる情報収集の普及にともない、〜〜になったため、〜〜を歴史と捉える理解の仕方が〜〜ということ。」
これは、傍線部のある文章の言い換えと言えます。
文章では、ネット以後、ホーリスティックな考え方がメインになってきたと言っていました。
つまり、「〜〜になったため」という部分は、ホーリスティックな考え方がメインになったとはどういうことなのか、言い換えている選択肢が正しくなります。
そして「〜〜を歴史と捉える理解の仕方」という部分は、ネット以前の歴史の捉え方の説明です。どう歴史を捉えていたのか。文章に即して説明しある選択肢を選びます。
最後の「〜〜ということ」の部分は、崩壊を言い換えています。
成り立たなくなったのか、共有されなくなったのか、根底から覆ったのか、権威を失ったのか、通用しなくなったのか。
これも文章に書いてある選択肢を選べばよいことになります。
国語の評論文の問題は、ほとんど意味説明か理由説明の問題に分かれます。
そして、どちらも必要なのは本文に書いてある他の言葉で言い換えることです。
そのためには、どの要素を言い換えているのかを把握し、ひとつずつ見比べていくことが大事です。
今回の問題では、ホーリスティックな考え方、歴史の捉え方、崩壊の3つがキーワードになります。
最後に大事なのは、あくまで本文に書いてあることを選ぶことです。
本文に書いていないことがある選択肢は正解ではありません。
これは国語の問題の解き方の入り口です。
まずは冷静に選択肢を分析し、その問題は何を答えればいいのかを考えてみてください。
もし他にもセンター試験の解き方のコツを知りたければ、予備校に相談にくるかLINEで聞いてくださいね!
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Ishin奄美校スタッフの田中です。
今日は、センター試験の国語の解き方のコツをお伝えします。
特に、評論の問題文の読み方についてです。
2015年のセンター試験本試験、大問①の問4を例に考えてみます。
問4
傍線部C「『歴史』の崩壊」とあるが、それはどういうことか。
その説明として最も適切なものを、次の①〜⑤のうちから一つ選べ。
①インターネットによる情報収集の普及にともない、過去の出来事と現在の出来事との類似性を探し出すことが簡便にできるようになったため、両者の本質的な違いに着目することによって得られる解釈を歴史と捉える理解の仕方が成り立たなくなってしまったということ。
②インターネットによる情報収集の普及にともない、累積された過去に内在するら要請を尊重することが要求されるようになったため、多くの出来事を因果関係から説明し、それらから構成された物語を歴史と捉える理解の仕方が人々に共有されなくなってしまったということ。
③インターネットによる情報収集の普及にともない、過去の出来事を重要度の違いによって分類することができるようになったため、重要であるか否かを問題にすることなく等価なものとして広い出された過去の出来事の集合体を歴史と捉える理解の仕方が根底から覆ってしまったということ。
④インターネットによる情報収集の普及にともない、過去の個々の出来事を時間的な前後関係から離れて自由に結びつけられるようになったため、出来事を時間の流れに即してつなぐことで見いだされる因果関係を歴史と捉える理解の仕方が権威を失ってしまったということ。
⑤インターネットによる情報収集の普及にともない、累積された膨大な情報を時間の流れに即して圧縮したり編集したりすることが容易になったため、時間的な前後関係や因果関係を超えて結びつく過去と現在とのつながりを歴史と捉える理解の仕方が通用しなくなってしまったということ。
問題文が気になる人は、センター試験の過去問を読んでみてください。
まず、問題文では、「それはどういうことか」と聞かれています。
どういうことか、と聞かれているので、傍線部を説明している文章、つまり傍線部を言い換えている選択肢を選べば良いのです。
ちなみに、傍線部がある文章にはこう書かれています。
これはある意味では「歴史」の崩壊でもあります。
文章に「これ」と指示語があるので、何を指しているかはしっかり見る必要があります。
直前の文章にはこう書かれていました。
しかしネット以後、このような一種の系譜学的な知よりも、「歴史」全体を「塊」のように捉える、いわばホーリスティックな考え方がメインになってきたのではないかと思うのです。これはある意味では「歴史」の崩壊でもあります。
つまり、「これ」とは「「歴史」全体を「塊」のように捉える、いわばホーリスティックな考え方がメインになってきた」ことですね。
このことを踏まえると、傍線部のある文章は、
「歴史」全体を「塊」のように捉える、いわばホーリスティックな考え方がメインになってきたことは、ある意味では「歴史」の崩壊でもあります。
と読むことができます。
さて、選択肢を見てみましょう。
選択肢は全て同じ作りになっているのは分かりますか。
どの選択肢を見ても「インターネットによる情報収集の普及にともない、〜〜になったため、〜〜を歴史と捉える理解の仕方が〜〜ということ。」
これは、傍線部のある文章の言い換えと言えます。
文章では、ネット以後、ホーリスティックな考え方がメインになってきたと言っていました。
つまり、「〜〜になったため」という部分は、ホーリスティックな考え方がメインになったとはどういうことなのか、言い換えている選択肢が正しくなります。
そして「〜〜を歴史と捉える理解の仕方」という部分は、ネット以前の歴史の捉え方の説明です。どう歴史を捉えていたのか。文章に即して説明しある選択肢を選びます。
最後の「〜〜ということ」の部分は、崩壊を言い換えています。
成り立たなくなったのか、共有されなくなったのか、根底から覆ったのか、権威を失ったのか、通用しなくなったのか。
これも文章に書いてある選択肢を選べばよいことになります。
国語の評論文の問題は、ほとんど意味説明か理由説明の問題に分かれます。
そして、どちらも必要なのは本文に書いてある他の言葉で言い換えることです。
そのためには、どの要素を言い換えているのかを把握し、ひとつずつ見比べていくことが大事です。
今回の問題では、ホーリスティックな考え方、歴史の捉え方、崩壊の3つがキーワードになります。
最後に大事なのは、あくまで本文に書いてあることを選ぶことです。
本文に書いていないことがある選択肢は正解ではありません。
これは国語の問題の解き方の入り口です。
まずは冷静に選択肢を分析し、その問題は何を答えればいいのかを考えてみてください。
もし他にもセンター試験の解き方のコツを知りたければ、予備校に相談にくるかLINEで聞いてくださいね!
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