代ゼミサテライン予備校Ishin奄美校

こんばんは。
12月というのに日中はまだまだあったかいですね。
やはり南の島だな、と実感します。
全国の受験生を相対的に見ると、環境的メリットのある要素です。
極度の寒さは集中を阻害しますからね。



私が受験生だったころは北海道の札幌に住んでいました。
札幌では、この時期には降雪も本番。
毎日の早朝、頭よりも高く積もった雪をのける除雪車のゴウンゴウンという運転音で目覚めたものです。
夜のうちに新しく積もった雪を、キュっキュキュっキュと踏みしめながら学校に向かいました。
学校につくころには身体もあったまっているので、暖房の効いた教室がだいぶ暑く感じられました。
なので、ダウンジャケットの中にTシャツだけを着ていく日もありました。
放課後、学校の自習室で残って勉強しようとしても、19時を過ぎると暖房機を切られてしまうので凍死寸前。
しかたないから家に帰るのですが、その道は踏みしめられた雪が凍ってツルツルに滑ります。
（慣れてくるとそんな道でもチャリで爆走するのですが）
雪の積もった札幌は、道も建物も公園も、一面が雪化粧で純白の世界。
月や街灯の光を反射してとても明るかったのを思い出します。
雪が降ってくる夜空を見上げると、自分が空中に浮いているかのような錯覚をおこしたものです。

「来年の今頃は東京で雪を見るんだろうか」

なんて思いながら。


さて。
おっさんのセンチメンタルウィンターメモリーはこのくらいにして。
おそらく皆さん、今頃は演習真っ盛りだと思います。

日々、センターや志望大学の過去問題に取り組んでいるのではないでしょうか。
このタイミングで気をつけて欲しいことを1つお知らせ。

自力では解けない問題があって、解説を見てもよく理解できなかったとき、どうしてますか？
解説がついていない過去問の場合は、どなたか分かる方に聞くしかないのですが、
きちんとした解説がついているが、それを読んでも理解できなかったとき、です。

「なんか適当な解説だったから、むかついて理解するのをやめた」

「解説が間違っている気がするので、他の問題集に切り替えた」

こんな行動はしてないですか？



学生からの質問を対応していると、解説を読んでも理解できなかったから、というシチュエーションは多くあります。
ただ、実はその多くが聞きに来てすぐに解決してしまうことが多いのです。


「どこがどうわからなかったの？」と質問して、理解できるところから説明してもらうのですが、その途中で

「あ！！そういうことだったのか！！もうわかりましたので大丈夫です！！」

と自分で気づいて完結するんです。


おそらく、人に説明しようとすると自分の思考の飛躍や勘違いに気づくのだと思います。
まれに、前提となる基礎知識の不足を指摘することもありますが。



困難に出会った時、その原因を外部に求めてしまうのは人の性です。


とはいえ、こと大学受験に限った話で言えば、その困難は95％ほどが自分の中に原因があります。
困った時こそ、落ち着いて困難の原因を探っていく姿勢を、ぜひ身に付けてもらいたいものです。
受験が終わったあとにも、役に立つ習慣ですよ。


ではでは、あったかい奄美とはいえ、風邪を引く人も増えてきています。
くれぐれも体調には気をつけて！！
残り30日ちょっと、気合入れていきましょう！！


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