一年を通して授業は結構サボりましたが…(スタッフの受験話④)
こんにちは、予備校の星野です。
前々前回から引き続き続き続き続けて、受験期の昔話4回目です。
偉そうなことを書き続けていますが、過去はある程度美化されていると思うので、
そのあたり差し引きながら呼んでください。
今日は日々やっていた勉強内容から合格まで。
大学入学後、テニスサークルに入りました。合宿中の1シーン。浮かれてる様子が伝わってきます。
現役時代は高校で配布された教材でしか勉強していませんでした。
というか、現役時代は受験勉強というものをきちんとしていなかったかもしれません。
計画なども立てず、日々気分で「今日はあれやろう」とフラフラしてました。
ただ、浪人生活がはじまり予備校に通い始めてからは、
予備校のテキスト以外でも、自前で参考書や単語帳、問題集をいくつか用意するようになりました。
ちなみに、自分が一番役に立ったと思っている教材が英単語帳のDUO2.0(今は3.0)。
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DUOの例文を1日10個ずつ毎日欠かさず覚えて、友人と問題出し合っていました。
勝負に負けたら昼飯おごり、とかの罰ゲーム&報酬付き。
内容が変わった例文も多いので、そこそこ面白く勉強できた覚えがあります。
2週目3週目になってくると、
ページの隅に書いてあるような細かい知識まで覚えて問題に出していました。
DUOの特徴は単語も熟語も文法的な知識も掲載されているところ。
例文をスラスラ暗唱できるようになれば、
センターの文法問題もパッと見ただけで答えがわかることも出てくると思います。
予備校のテキストもマスターとまではいきませんが、割と活用してました。
授業の前30分程前に登校し、今日の範囲を教室の前に座って解いてみる。
わからない言葉や知識は辞書や資料集でチェック。
授業中はわからないポイントの理解と、前回の記事でも書いた様に、雑談の完コピに全意識を集中させていました。
授業後友人の前で雑談の内容を完全再現する際に、合わせて授業の復習もしていました。
雑談を身につけたい一心での予習→授業→復習でしたが、復習は復習。結果オーライです。
また、予習→授業→復習サイクルの中では、予習時に一番集中していたように思います。
予習時に問題を解きながら、自分の中のあやふやな知識を構成しなおしていると、
それっぽい仮説や流れが頭の中で出来上がってくるときがあります。
その後、参考書やテキストで確かな知識を見て答え合わせをすると定着率が高かった様に思います。
参考書や問題集も色々買ったのですが、結局テキストを使ってばかりいましたね。
参考書代は結構ムダにしました。もったいない。
(買うときはやる気満々なんですが、いざ買うとすでにやる気はいなくなっていることが多い)
得意試験直前の冬期講習の頃のテキストは、
一年インプットしてきた知識がまとめなおされる感覚があり、授業を受けていて楽しさすら感じました。
予習以外に気合を入れていたタイミングが模試、ですね。
これも特殊な考え方なのですが、模試が一番学力が伸びると信じていました。
少なくとも模試実施中の時間は極限まで集中できるため、
その状態で問題に触れ、考え、答えを出すことの繰り返しが、
既存の知識の定着にも、新しい知識のインプットにすら効果がある様に思っていました。
模試の見直しは実施日のうちに終わらせていました。
「オレがアレだけ集中して答えが出なかった問題の正解は一体…?!」
とか、そういういう偉そうな気持ちで見直します。
答えを出すのに必要な知識は、模試見直しノートに全て書き込みます。
「二度と同じ手を喰らってたまるか…!!」と、聖闘士(セイント)の気持ちで覚えます。
実際の試験日にも、その模試見直しノートを持ち込んで、直前チェックをしていました。
また、受験も後半戦に入ると小論文対策が出てきます。
お題を元に自力でなんとか書き、添削をしてくれる先生の元に持ち込みます。
(この時の先生は、札幌校に出張で来てくれる國井先生でした。今も在籍中)
添削もらったポイントをその日中には書き直して翌日には再度持ち込み、
先生を頷かせるまで繰り返していました。
偉そうなことを書いてきましたが、
やる気が出ない時には授業をサボって予備校の隣にあったゲームセンターにも行き、
お小遣いが出れば授業をサボって古着屋さんを巡り、
セールの時期には授業をサボってPARCOに行き、と適度に息抜きしながら勉強を続けました。
一年を通して授業は結構サボりましたが、
自分で決めた1日のノルマが終わるまでは寝ない、というところだけは貫けたと思っています。
そんなこんなで学力は意外と伸びてきました。
早大プレという直前の模試では全国ランクに名前が載ったりもしました。
「人間、やればできるもんだ」と努力と継続の価値を改めて感じていました。
で、試験本番。
飛行機で東京へ向かいます。
札幌でも島のみんなと同じように、受験期には小旅行しなきゃいけませんでした。
機内のイヤホンで音楽を聞いていたのですが、
ドリカムの「朝がまた来る」が流れていたのを覚えています。
試験当日、高田馬場駅から20分ほど歩いて、
いよいよ憧れの西早稲田キャンパスにたどり着きます。
周りは受験生だらけ。余り緊張はしませんでした。
好みのタイプの服装(古着系)をしている受験生を探したりする余裕もありました。
お昼休みのキャンパス内、コンビニで買ったおにぎりを食べながら、
「2ヶ月後からはここでおれの生活が始まるのか」と妙な実感を感じていました。
試験は手応えがっつり。現役時代のふにゃふにゃな手応えとは雲泥の差でした。
おそらくこことここだけ間違った、というところまで確信が持てていました。
校門を出たところで予備校が正答予測を配っていましたのでそれを受け取り、
ホテルに帰って答え合わせをして、さらに手応えが増しました。
合格発表はわざわざ見に行きました。
試験の時と同じ道をたどり、正門前まで行くと掲示板の前に大きな人だかり。
掲示板の真ん前につくまで掲示されている番号が目に入らないよう、
下を向きながら人ごみの中を進み、顔を上げて自分の受験番号を探し、
そこに自分の番号があったのを見つけたときには、思わず叫びました。
人ごみの中にいたアメフト部の人たちが周りを囲んで胴上げをしてくれました。
あの瞬間はうれしかった。
人生感動TOP10にいまだに入っているほど、プライスレスな瞬間です。
そんなこんなでぼくの受験期は終わりましたが、
その後家に届いた入学案内に表記されていたキャンパスの住所は、
東京都新宿区高田馬場ではなく、埼玉県所沢市三ケ島。
試験日のお昼休み「ここに通うのだ」などと思ったくせに、
自分が志望した学部だけキャンパスが違う場所にあることを知らなかったのです。
都の西北そのまた西北、「トトロの森」と呼ばれる山の中腹にあるド田舎キャンパスで、
念願の大学生活が始まりますが、その様子はまた別の機会に。
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【このスタッフの受験話①~⑤】
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奄美市ランキング
前々前回から引き続き続き続き続けて、受験期の昔話4回目です。
偉そうなことを書き続けていますが、過去はある程度美化されていると思うので、
そのあたり差し引きながら呼んでください。
今日は日々やっていた勉強内容から合格まで。
大学入学後、テニスサークルに入りました。合宿中の1シーン。浮かれてる様子が伝わってきます。
現役時代は高校で配布された教材でしか勉強していませんでした。
というか、現役時代は受験勉強というものをきちんとしていなかったかもしれません。
計画なども立てず、日々気分で「今日はあれやろう」とフラフラしてました。
ただ、浪人生活がはじまり予備校に通い始めてからは、
予備校のテキスト以外でも、自前で参考書や単語帳、問題集をいくつか用意するようになりました。
ちなみに、自分が一番役に立ったと思っている教材が英単語帳のDUO2.0(今は3.0)。
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DUO3.0の紹介
日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を
重複なしで560本の英文に凝縮させました。
昔は560本の例文からは560語の重要語しか覚えられなかったものが、
DUOならわずか560英文で標準レベルの単語集1冊分の単語+熟語集1冊分の熟語が完全にマスターできます。
例えば、この例文で
Medical breakthroughs have brought about great benefits for humanity as a whole.
医学の飛躍的発展は人類全体に多大な恩恵をもたらしてきた。
重要単語4語(medical / breakthrough / benefit / humanity )
重要熟語2語(bring about... / ... as a whole)
がマスターできます。
DUOの例文を1日10個ずつ毎日欠かさず覚えて、友人と問題出し合っていました。
勝負に負けたら昼飯おごり、とかの罰ゲーム&報酬付き。
内容が変わった例文も多いので、そこそこ面白く勉強できた覚えがあります。
2週目3週目になってくると、
ページの隅に書いてあるような細かい知識まで覚えて問題に出していました。
DUOの特徴は単語も熟語も文法的な知識も掲載されているところ。
例文をスラスラ暗唱できるようになれば、
センターの文法問題もパッと見ただけで答えがわかることも出てくると思います。
予備校のテキストもマスターとまではいきませんが、割と活用してました。
授業の前30分程前に登校し、今日の範囲を教室の前に座って解いてみる。
わからない言葉や知識は辞書や資料集でチェック。
授業中はわからないポイントの理解と、前回の記事でも書いた様に、雑談の完コピに全意識を集中させていました。
授業後友人の前で雑談の内容を完全再現する際に、合わせて授業の復習もしていました。
雑談を身につけたい一心での予習→授業→復習でしたが、復習は復習。結果オーライです。
また、予習→授業→復習サイクルの中では、予習時に一番集中していたように思います。
予習時に問題を解きながら、自分の中のあやふやな知識を構成しなおしていると、
それっぽい仮説や流れが頭の中で出来上がってくるときがあります。
その後、参考書やテキストで確かな知識を見て答え合わせをすると定着率が高かった様に思います。
参考書や問題集も色々買ったのですが、結局テキストを使ってばかりいましたね。
参考書代は結構ムダにしました。もったいない。
(買うときはやる気満々なんですが、いざ買うとすでにやる気はいなくなっていることが多い)
得意試験直前の冬期講習の頃のテキストは、
一年インプットしてきた知識がまとめなおされる感覚があり、授業を受けていて楽しさすら感じました。
予習以外に気合を入れていたタイミングが模試、ですね。
これも特殊な考え方なのですが、模試が一番学力が伸びると信じていました。
少なくとも模試実施中の時間は極限まで集中できるため、
その状態で問題に触れ、考え、答えを出すことの繰り返しが、
既存の知識の定着にも、新しい知識のインプットにすら効果がある様に思っていました。
模試の見直しは実施日のうちに終わらせていました。
「オレがアレだけ集中して答えが出なかった問題の正解は一体…?!」
とか、そういういう偉そうな気持ちで見直します。
答えを出すのに必要な知識は、模試見直しノートに全て書き込みます。
「二度と同じ手を喰らってたまるか…!!」と、聖闘士(セイント)の気持ちで覚えます。
実際の試験日にも、その模試見直しノートを持ち込んで、直前チェックをしていました。
また、受験も後半戦に入ると小論文対策が出てきます。
お題を元に自力でなんとか書き、添削をしてくれる先生の元に持ち込みます。
(この時の先生は、札幌校に出張で来てくれる國井先生でした。今も在籍中)
添削もらったポイントをその日中には書き直して翌日には再度持ち込み、
先生を頷かせるまで繰り返していました。
偉そうなことを書いてきましたが、
やる気が出ない時には授業をサボって予備校の隣にあったゲームセンターにも行き、
お小遣いが出れば授業をサボって古着屋さんを巡り、
セールの時期には授業をサボってPARCOに行き、と適度に息抜きしながら勉強を続けました。
一年を通して授業は結構サボりましたが、
自分で決めた1日のノルマが終わるまでは寝ない、というところだけは貫けたと思っています。
そんなこんなで学力は意外と伸びてきました。
早大プレという直前の模試では全国ランクに名前が載ったりもしました。
「人間、やればできるもんだ」と努力と継続の価値を改めて感じていました。
で、試験本番。
飛行機で東京へ向かいます。
札幌でも島のみんなと同じように、受験期には小旅行しなきゃいけませんでした。
機内のイヤホンで音楽を聞いていたのですが、
ドリカムの「朝がまた来る」が流れていたのを覚えています。
試験当日、高田馬場駅から20分ほど歩いて、
いよいよ憧れの西早稲田キャンパスにたどり着きます。
周りは受験生だらけ。余り緊張はしませんでした。
好みのタイプの服装(古着系)をしている受験生を探したりする余裕もありました。
お昼休みのキャンパス内、コンビニで買ったおにぎりを食べながら、
「2ヶ月後からはここでおれの生活が始まるのか」と妙な実感を感じていました。
試験は手応えがっつり。現役時代のふにゃふにゃな手応えとは雲泥の差でした。
おそらくこことここだけ間違った、というところまで確信が持てていました。
校門を出たところで予備校が正答予測を配っていましたのでそれを受け取り、
ホテルに帰って答え合わせをして、さらに手応えが増しました。
合格発表はわざわざ見に行きました。
試験の時と同じ道をたどり、正門前まで行くと掲示板の前に大きな人だかり。
掲示板の真ん前につくまで掲示されている番号が目に入らないよう、
下を向きながら人ごみの中を進み、顔を上げて自分の受験番号を探し、
そこに自分の番号があったのを見つけたときには、思わず叫びました。
人ごみの中にいたアメフト部の人たちが周りを囲んで胴上げをしてくれました。
あの瞬間はうれしかった。
人生感動TOP10にいまだに入っているほど、プライスレスな瞬間です。
そんなこんなでぼくの受験期は終わりましたが、
その後家に届いた入学案内に表記されていたキャンパスの住所は、
東京都新宿区高田馬場ではなく、埼玉県所沢市三ケ島。
試験日のお昼休み「ここに通うのだ」などと思ったくせに、
自分が志望した学部だけキャンパスが違う場所にあることを知らなかったのです。
都の西北そのまた西北、「トトロの森」と呼ばれる山の中腹にあるド田舎キャンパスで、
念願の大学生活が始まりますが、その様子はまた別の機会に。
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【このスタッフの受験話①~⑤】
2018/06/14
(受験期の昔話その①)こんにちは、予備校の星野です。勉強につかれた生徒の気分転換のために、自分の昔話をすることがあります。どんな話が聞きたいかリクエストを聞くと、一番人気は大学生活の話。どんなサークル?どんな友達?どんなバイト?どんな授業?恋愛は?旅行は?自主勉強は?就職活動は…
2018/06/18
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2018/06/22
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2018/06/26
(受験期の昔話その④)こんにちは、予備校の星野です。前々前回から引き続き続き続き続けて、受験期の昔話4回目です。偉そうなことを書き続けていますが、過去はある程度美化されていると思うので、そのあたり差し引きながら呼んでください。今日は日々やっていた勉強内容から合格まで。大学入学後…
2018/07/12
(スタッフの受験話⑤)こんにちは、予備校の星野です。そろそろ夏休みが見えてきましたね。元来のんびり屋の自分ですが、いよいよ今年も生徒たちの受験が本格化してきたな、とこの時期は焦りが出ます。ちなみに今の時点でデータベースを覚えきれていない受験生は少し焦った方がいいと思います。もちろん、ま…
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